下記の症状でお困りの方へ
- 腹部の痛みや違和感が数ヶ月間続いている
- 長期にわたり便の形状が悪い
- 下痢や便秘が数ヶ月間続いている
- 排便した後は痛みがましになる
- 排便回数にばらつきがある
上記の項目に当てはまる場合は、過敏性腸症候群の疑いがあります。症状は、腹部の痛みや不安感、繰り返される便秘や下痢が現れやすいです。日常生活に影響が出てしまうケースもあります。気になる症状がありましたら、当院を受診しましょう。
過敏性腸症候群とは
腸の機能的な病気で10人に1人が発症するといわれています。明確な原因は分かっていませんが、ストレスが発症に関係しています。ホルモンや自律神経の乱れにより、蠕動運動が低下すると腹痛や便秘、下痢などを生じやすいです。知覚過敏の状態になると症状が現れます。ウイルスや細菌をきっかけに感染性腸炎を発症して、その後に過敏性腸症候群にかかるケースもあります。炎症や腫瘍の有無を確認して、確定診断を行います。
過敏性腸症候群の診断・治療法
診断方法
症状は、腹痛や繰り返される下痢や便秘などが現れやすいです。同じような症状が現れるのは、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患や大腸がんなどの腫瘍性疾患といわれています。大腸カメラ検査やエコー検査を行って、鑑別を行います。問診の際は、症状の内容や発症の仕方、年齢などをお尋ねします。消化器内視鏡専門医や指導医が大腸カメラ検査を行っています。眠っているような状態で受けられる鎮静剤を用いた大腸カメラ検査も行っています。
治療方法
過敏性腸症候群は、便秘型と下痢型、混合型、分類不能型に分類されています。患者さんの症状に合わせて、薬を処方いたします。また、食事などの生活習慣を見直すことが大切です。食べ過ぎや飲み過ぎ、脂質過多の食事、飲酒を避けて、十分な睡眠をとりストレスをためないように心がけましょう。ストレスによって出現している症状が改善されない場合は、抗不安薬などを処方いたします。それでも症状が改善されない場合は、精神科や心療内科をご紹介します。まずは、同じような症状が出現する疾患の鑑別を行います。気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
過敏性腸症候群の疑いがある方は消化器内科へ
過敏性腸症候群は、放置しておくと悪化する可能性があります。当院では、消化器専門医が丁寧に診察を行っていますので、患者さんに安心して治療を受けていただけます。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。